イオントフォレーシス（イオン導入）によるニキビ治療
美容皮膚科などで受けられる治療でイオントフォレーシス（イオン導入）というものがあります。日本ではまだあまり聞いたことがない治療法で、取り扱っているクリニックも多くはありませんが欧米では多汗症の治療やワキガ治療などとして認知されています。
そんなイオントフォレーシスは美肌作りにも最適として徐々に注目を集めて来ています！
治療法は肌に微弱な電流を流して、美容成分を皮膚内部の奥深くまでしっかりと浸透させるというものです。
美容液などをそのまま肌に塗ったときに比べると、40倍以上の吸収率があるとも言われているんです！
そのため肌を内側から若返らせる効果があり、ニキビや色素沈着してしまったニキビ痕、くすみ、シワ、たるみ、肝斑の治療など幅広い効果が期待できます。
今、イオントフォレーシスで最もよくおこなわれているのが、皮膚に浸透しにくい成分と言われているビタミンCの導入です。
ビタミンCをイオン導入することで肌に美容液をそのまま塗った時と比べてかなり高い浸透力があります。
平均して1週間に2〜3回のイオン導入を1〜2ヶ月続けると効果が出てきます。
ただしビタミンCのイオン導入はお肌が乾燥してしまうことありますので、その場合は保湿ケアをしっかりとおこなってください。
他にもイオン導入に用いる溶液にアミノ酸やアミノ酸誘導体（保湿）、レチノイン酸、トラネキサム酸、プラセンタ（美肌効果）などの美肌に有効な成分を取り扱っているクリニックもあります。
多汗症治療やワキガ治療でも同様に特定の部位に電流を流すことで汗の生成を抑えるなど、悩みを改善することができます。
イオントフォレーシスのデメリットは効果があらわれるまで数週間は集中的に治療をおこない、またその後も定期的な治療が必要な点です。治療をやめてしまうと再発の可能性があるからです。
また副作用で肌のピリピリ感、かゆみ、湿疹、皮がむけるなどの報告もあります。
時間をかけてでも肌の深部まで働きかけてトータル的なお肌の改善を希望する方にはイオントフォレーシスがおすすめです。
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