アクネ菌とは

 

アクネ菌はニキビの原因とよく言われているので徹底的に排除したくなりますが、実はもともと全ての人の皮膚に存在している菌なんです。

 

アクネ菌は皮脂を栄養としていて、顔や背中など皮脂の分泌が盛んな場所を好みます。皮脂が毛穴に詰まるとそこにアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしてニキビができます。

 

ですがアクネ菌は普段は皮膚の酸性度を調整して弱酸性に保ち、他の病原菌の進入や繁殖をおさえる働きをする非常に重要な菌なのです。なのですべて殺菌してしまうと、お肌のバランスが崩れ、新たに別のトラブルが発生してしまいます。

 

あくまでアクネ菌を過剰に増殖させないということが大切です。アクネ菌対策は次の3つが効果的です。

 

毎日朝晩の洗顔で余計な皮脂を取り除き、肌を清潔に保つ

強く洗い過ぎたり、洗顔の回数を増やすのは肌を乾燥させてしまいかえって逆効果です。洗顔により肌本来の油分が取り除かれると、皮膚はその分を補おうとより多くの皮脂を分泌してしまいます。1日2〜3回優しく丁寧に行いましょう。

 

さらにアクネ菌は酸素がある所では育たないという特徴があるので、毛穴が詰まって酸素が少なくなった場所に繁殖しやすいということになります。アクネ菌の繁殖を促進させない為にも角質ケアで毛穴を詰まらせないようにしましょう。

 

皮脂分泌を抑えてくれるビタミンC配合のスキンケアアイテムを使う

ビタミンCはアクネ菌の増殖を抑え、ニキビ予防に効果的です。ビタミンC配合の美容液は浸透力の高いものがおすすめです。

 

皮脂分泌を防ぐビタミンB群を摂取する

ビタミンB2は脂肪の代謝を促し、皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。またビタミンB6はタンパク質の代謝を促し、アクネ菌に負けない健康な肌を作ります。

 

まとめ

アクネ菌をケアするということは、固まった皮脂や既にできてしまった白ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビをさらに悪化させるのを防止する効果もあります。

 

日頃からのケアが大切ですが、少し肌が荒れているように感じたらすぐにアクネ菌ケアを実行しましょう!

 

 

 
ニキビ

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