背中ニキビの原因と対策
顔と違ってすぐには気付きにくい背中ニキビ。かゆみを感じたときには慢性化しているなんてことも…悪化すると、ニキビ跡が残る可能性もあります。特に夏場や結婚式を控えた女性の中には背中ニキビで悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか?
今回はそんな背中や身体にできたニキビの原因、治し方を見ていきましょう
背中は顔と同様、皮脂腺が非常に多いため、身体の中でも最もニキビができやすい部位です。また洋服などで通気性が悪くなっている為、治りにくい場所とも言われています。
背中ニキビは寝汗や洗濯洗剤、柔軟剤が肌に合っていないことが原因です。また、顔のニキビと同じく日焼けや乾燥、食事、ストレスも原因の1つと考えられます。
日常生活でできる背中ニキビの予防・改善には、
- パジャマやインナーを吸水性の良い物に変えたり、汗をかいたらすぐに着替える。
- 洗髪時のシャンプー・トリートメントが背中に残らないように気を使う。
- 背中を髪の毛で覆わない。
- 睡眠をしっかりととる。
- 脂肪や糖分の高い食事は控え、ビタミンをたくさん摂る。
- UVケアをする。
- ストレスを溜めない。
- 入浴後は背中もしっかりと保湿ケアする。
- 背中を強く洗わない。
以上のことが大切です。
背中の保湿用スキンケアは使いやすいスプレータイプがおすすめです。
また、入浴時はピーリング石鹸を使うのも良いでしょう。
背中ニキビにはグリコール酸というクエン酸やリンゴ酸と同じフルーツ酸の成分が効果的で、AHAグリコール酸とも呼ばれています。美容皮膚科などでの治療で行われているケミカルピーリングに使用する酸と同じです。
このAHAグリコール酸配合の石鹸なども販売されていますので、試してみるのも良いでしょう。ただしピーリング用の石鹸は刺激が強いので、肌の弱い方や妊娠・授乳中の方などは気をつけましょう。
背中だけでなくニキビは胸やお尻にもできます。原因は背中と同じですが、胸やお尻は下着の締め付けによる血行不良やあせもが原因の場合もあります。綿製の下着を使用したり、週に1〜2回ボディスクラブを使うのも良いでしょう。
ニキビがもっと深刻な場合は皮膚科医に相談し、適切な治療を行いましょう。
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