4種類のニキビ
ニキビの種類は大きく分けますと、まずは白ニキビ、更に黒ニキビ、赤ニキビ、そして最後に黄ニキビといったものに分けることができます。この4種類について詳しく見ていきましょう。
白ニキビ
白ニキビは毛穴に皮脂が溜まった状態で、皮膚がポツポツと盛り上がっている状態のニキビのことです。洗顔や化粧品のクレンジングが十分で無い為に毛穴に古い角質が残ってしまうのが原因です。
白ニキビは初期の段階で、このまま放置してしまうとどんどん悪化してしまうのですぐに対処することが大切です。白ニキビを治すには毎日朝晩の洗顔と、メイクをした日はクレンジングをしっかりと行いましょう。
またその後のスキンケアもとても重要です。洗顔後のつっぱったお肌は潤いを保とうと皮脂の分泌を始めます。なのでしっかりと化粧水、乳液等で保湿することで余計な皮脂の分泌を抑えることができます。
黒ニキビ
黒ニキビは毛穴が開いて皮脂の分泌が正常にできていないことで、毛穴に詰まった皮脂が空気に触れ酸化することでできてしまうニキビです。
俗にいう“黒ずみ”のことで、鼻にできる場合が多いです。こちらの対策にも白ニキビ同様に日頃の洗顔とスキンケアがとても重要です。
赤ニキビ
赤ニキビはニキビが炎症を起こしてポツポツと発疹の状態になっているニキビのことです。これは黒ニキビがさらに悪化した状態で、皮膚内のアクネ菌が増殖し炎症を起こすことが原因とされています。赤ニキビは痛みやかゆみを伴うので、この段階でようやくケアをする人も多いかと思います。
まずは洗顔とスキンケアでお肌をいつも清潔な状態に保ち、ニキビの部分には有効成分の含まれた塗り薬を使用するのも良いです。また、髪の毛がニキビに触れないように心がけたり、脂っこい食事を控えることも大切です。
黄ニキビ(化膿ニキビ)
黄ニキビは赤ニキビがさらに悪化し、ニキビが赤く腫れ上がり毛穴に黄色っぽい膿がたまった状態のことです。
炎症が治まった後もニキビ痕ができてしまう場合があり、スキンケアだけでの治療は難しいと考えられます。まずはこの段階までニキビを進行させないように早めのケアが必要ですが、ここまでなってしまった場合は皮膚科医に相談しましょう。
ニキビができてしまったらニキビ痕を残さない為にも早目のケアが大切です。まず毎日のスキンケアと生活習慣から見直してみて下さい。
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